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本会について

最終更新時間:2016年10月07日 17時14分41秒

本会について

企画案内

タイムテーブル

10:00?11:00受付開始
11:00?12:00海を渡るSF
12:00?13:00休憩
13:00?14:00想像力の現在・AIと描く未来
14:00?14:10休憩
14:10?15:10いまこそ、バラード。
15:10?15:20休憩
15:20?16:20シン・特撮企画
16:20?クロージング

※タイムテーブルは暫定のものです。後に変更する可能性がございます。ご了承ください。

いまこそ、バラード。

企画案内
今年8月に映画『ハイ・ライズ』が公開されたほか、映画原作『ハイ・ライズ』の復刊や『J・G・バラード短編全集』の刊行が相次ぎ、今まさにバラード作品へ熱い視線が注がれています。そこで今回は柳下毅一郎氏、山形浩生氏のお二人をお招きし、バラード作品の魅力について語って頂きます。司会には大森望氏を予定しています。
出演者/プロフィール(敬称略)
柳下毅一郎
特殊翻訳家、映画評論家。訳書にJ・G・バラード『クラッシュ』(東京創元社)、R・A・ラファティ『第四の館』(国書刊行会)、ジーン・ウルフ『ジーン・ウルフの記念日の本』(共訳、国書刊行会)など。『J・G・バラード短編全集』(東京創元社)では監修をつとめる。近著に『皆殺し映画通信 冥府魔道』(カンゼン)。
山形浩生
評論家、翻訳家。著書に『新教養主義宣言』(河出書房新社)、『訳者解説』(バジリコ)ほか。訳書にフィリップ・K・ディック『ヴァリス』(早川書房)、トマ・ピケティ『21世紀の資本』(共訳、みすず書房)など。
大森望
翻訳家、書評家。 著書に『現代SF1500冊』、『特盛! SF翻訳講座』、『狂乱西葛西日記20世紀remix』など多数。現在「ゲンロンSF創作講座」の主任講師をつとめる。

想像力の現在・AIと描く未来

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Google DeepMind Challenge MatchでのAlphaGoの圧勝。AIを用いて執筆された作品の、星新一賞の一次選考通過……いくつものトピックがメディアを賑わせ、2016年はいつになくAIに注目が集まる年となりました。 
急速な発展にともなって、AIと社会の関わりはどのように変化していくのか? 創造的な分野への進出によって、これまでにない作品は生み出されるのか? 第一線での研究と、AIを扱った作品の執筆。異なる立場でAIについて考えてきたおふたりにうかがいます。
出演者/プロフィール(敬称略)
松原仁
計算機科学者。はこだて未来大学副理事長。コンピュータ将棋、ロボカップなど、長年にわたり人工知能の研究を続け、現在は「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」を統括。著書に『鉄腕アトムは実現できるか―ロボカップが切り拓く未来』(河出書房新社)『人間に勝つコンピュータ将棋の作り方』(技術評論社)などがある。
山本弘
SF作家。代表作は『神は沈黙せず』『アイの物語』『詩羽のいる街』(角川文庫)『地球移動作戦』(ハヤカワ文庫)など。『去年はいい年になるだろう』(PHP文芸文庫)で第42回星雲賞日本長編部門を受賞。最新作は『世界が終わる前に BISビブリオバトル部』(東京創元社)。

海を渡るSF

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昨今日本のSF作品が英語圏への翻訳が盛んに行われ、各地で評価が高まっています。そこで今回は米VIZ Media社 Haikasoruレーベル編集長のワシントン真澄氏と、『Gene Mapper』などをHaikasoruから作品を翻訳・出版した藤井太洋氏をお招きし、アメリカでのアジアSF受容の様子、そして実際にHaikasoruから翻訳を出版しての実感、ワールドコンと、二度のHugo受賞に沸く中国SFの現状についてお話しいただきます。司会には石亀航氏を予定しております。
出演者/プロフィール(敬称略)
藤井太洋
小説家。1971年鹿児島県生まれ。2012年に電子書籍『Gene Mapper』を個人で出版。2015年、『オービタル・クラウド』で第35回日本SF大賞を受賞。また同年に『Gene Mapper』を米VIZ Media社のHaikasoruレーベルから翻訳・出版。
ワシントン真澄
編集者。VIZ media社で漫画の編集出版に関わりながら、Haikasoruの編集長として日本のSF・ファンタジー小説の翻訳出版に携わる。
石亀航
2011年より東京創元社編集。担当書籍はアン・レッキー《叛逆航路》三部作、ピーター・ワッツ『ブラインドサイト』、グレアム・ジョイス『人生の真実』など。

シン・特撮企画

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近年、特撮作品や怪獣に対するブームが再び巻き起こっています。文芸分野では、早川書房と円谷プロが公式にコラボした<TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE>の作品群をはじめとして、その他にも数多くの特撮や怪獣をテーマとしたアンソロジーが組まれています。そしてこの夏、『シン・ゴジラ』のヒットにより、このブームは一気に加熱しました。そこで『多々良島ふたたび: ウルトラ怪獣アンソロジー』(早川書房)に寄稿されたお三方をお呼びし、特撮の魅力や怪獣への思い、そしてそれらが自身の創作に与えた影響について語っていただきます。
出演者/プロフィール(敬称略)
小林泰三
SF作家。ホラーやミステリ、ファンタジーなど、活動のジャンルは多岐に渡る。著書に『玩具修理者』(角川ホラー文庫)『海を見る人』(ハヤカワ文庫JA)『アリス殺し』(創元クライム・クラブ)など。<TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE>にて短編「マウンテン・ピーナッツ」(『多々良島ふたたび: ウルトラ怪獣アンソロジー』に収録)と長編『ウルトラマンF』を手がける。
田中啓文
小説家。SFやホラーをはじめ、ジャンルにとらわれない奇想天外な作品を数多く手がける。著書に『水霊 ミズチ』(角川ホラー文庫)『銀河帝国の弘法も筆の誤り』(ハヤカワ文庫JA)など。『多々良島ふたたび: ウルトラ怪獣アンソロジー』(早川書房)に寄稿した短編「怪獣ルクスビゲラの足形を取った男」が同書に収録の山本弘「多々良島ふたたび」とともに、本年度の星雲賞日本短編部門を受賞。
山本弘
SF作家。幅広い作風で多数の作品を発表しており、特撮や怪獣に非常に造詣が深いことで知られる。著書に「怪獣が災害として存在する世界」を扱った「MM9」シリーズ(創元SF文庫ほか)がある。最近では『多々良島ふたたび: ウルトラ怪獣アンソロジー』(早川書房)『怪獣文藝の逆襲』(角川書店)に参加。